poco a poco

2017.9.26~青年海外協力隊としてザンビアで過ごす2年間の記録。

ザンビアの交通事情(北部)

11月1日、ついに赴任しました!

現地訓練中に一度任地訪問があったので、任地に来るのは2度目です。

 

 

任地と移動について

 

わたしの任地は、北部州にあるルウィングという小さな町で、配属先は郡の農業事務所です。

首都ルサカから任地ルウィングまでは、バスで約14時間、2日かけて移動します。

行程は...

1日目:ルサカ-州都カサマ 約12時間

2日目:カサマ-ルウィング 約2時間半

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ルサカとルウィングの位置関係

 

 

ザンビアに来る前に一番不安だったのがこの移動!

舗装されていないぼこぼこの道を、壊れかけのバスで走るのを覚悟してきました。

が、実際にはバスもきれい(日本と比較しなければ)で、道も舗装されているため、思っていたより快適です。

なにより、景色眺めているのがおもしろい。

永遠と続くブッシュに、平らな景色、真っ赤な太陽に、時々現れる土壁の家。

アフリカに来たんだなあと実感します。

 

 

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バスから見る日の出

休憩は3回ほど、大きな町のバスステーションに止まります。

果物やスナック、軽食が買えるので、各々買ってバスで食べ始めるのですが、食べた後のゴミはどうするかというと、そのまま床にぽいっと捨てちゃいます。

スナックの袋も、バナナの皮も。

休憩以外にも時々止まることがあって、故障かなと思っていると続々とみんな降りていきます。

そして始まるのが青空トイレ。

老若男女関わらず、茂みの中にわさわさ入っていきます。

そして、ぞろぞろ戻ってきてまた走り出す。

衝撃!

チテンゲ(ザンビアでは女性は必ず持っている布)はここでも活用されます。

 

 

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バスステーションでの休憩

 

カサマからルウィングまでのバスは朝6時と6時半の2本のみ。

このバスは、日本のと変わらないくらい本当に快適!

ドーナツと甘いフルーツドリンクが配られます。

それ以降に向かう場合は乗合タクシーを使うことになりますが、人数が揃い次第発車のためしばらく待ちます。

今回は1時間ほど待って、発車しました。

5人乗りの車に6人とか7人で乗るからもうぎゅうぎゅう。

しかも、鶏もってる人もいたり。

ところどころで止まるので誰か降りるのかなと思いきや、道端に売ってる果物やらイモムシ(ザンビアでは雨季になると食べるらしい)を買って、食べ始める。

皮と種は窓からぽい。

50代くらいのおじさんが種飛ばしをしている光景はなんだかおもしろい。

 


バスでもタクシーでも、運転は荒くて、100キロ普通に出します。

人でも家畜でも容赦なくクラクションを鳴らします。

これでもかというくらい、荷物はぱんぱんに乗せます。

 

 

なかなかハードだけれど、乗り合わせた人たちと話しながらの移動も楽しい。

日本と比べたら不便だったり、考えられないこともあるけれど、それすら全部たのしめるくらいたくましくなろう。

無事に任地に到着して、いよいよここから活動がはじまります。