poco a poco

2017.9.26~青年海外協力隊としてザンビアで過ごす2年間の記録。

赴任5日目 

11月1日に赴任してから、5日経ちました。

任地での初めての休日、家でのんびり過ごしています。

 

 

 

配属先と要請内容

 

任地ルウィング郡の人口は15万人(要望調査票より)。

そのうち8割以上が農業に従事していて、配属先の郡農業事務所は、特に小規模農家(耕作面積5ha未満)に対する支援を中心に行っています。

 

要請内容は主に以下の3つ。

①作付や栽培に関するアドバイス

②堆肥作りや自然の農薬を使った土壌改良に関するアイディアの共有

③収入向上・生活改善に関わる活動のサポート

 

ですが実際に赴任してみると、特にこれという要請はなくやりたいことやっていいよという感じ。

 

配属先はこれまでも隊員を受け入れているため、受け入れには慣れている印象を受けました。

さらに、先輩隊員がボランティアの役割(お金やものを与えるために来たわけじゃない)ということを活動を通して伝えてくださっていたおかげで、配属先の方だけでなく農家さんも、よく理解してくださっていました。

また、今もすでに別の職種ですが先輩隊員が活動をしているため、活動に入りやすい環境です。

 

 

最初の3か月、特にこの1か月は農家さんを周ったり、ミーティングに混ぜてもらったりしながら、農家さんとの関係づくりといろんなところにコネクションを作ることに専念しようと思います。

 

最初の2日間

 

最初の2日間は、稲作の試験栽培用の苗作りや稲作農家さんのミーティングに混ぜてもらいました。

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Nerica 試験栽培

ミーティングは、木の下にわらわらと農家さんが集まってきて、ある程度揃ったところで開始。

ほとんどベンバ語(ザンビアの現地語の1つ)のため、ところどころ出てくる英単語で内容を想像します。

農家さんの中には英語を話す人もいれば、そうじゃない人もいて、ベンバ語圏でのザンビア人同士の会話はほぼベンバ語。

がんばってベンバ語修得しよう。

 

ミーティングでは、peace corps(アメリカ版青年海外協力隊のような制度)の方もひとり参加していました。

お互いあいさつがザンビアスタイル。

ザンビアではあいさつのとき、ひじに手を添えてひざを少しさげることで相手へのリスペクトを表すそう。

日本人とアメリカ人があいさつするときも、ザンビアではザンビアスタイルになるのがおもしろい。

 

ルウィング内にも、いろんな分野から農家さんや女性の収入向上のための活動をしている人がいて、いろんな人とつながって活動できたらいいなあとぼんやり考えています。

 

正直農業に関する知識も経験も全く十分ではなくて、むしろここの農家さんのほうがプロなのでわたしが教えられることはほとんどなくて。

だけど、ひとりでやる必要はないし、周りにわたしが持っていないものを持っている人がたくさんいるから、頼って巻き込んで、結果的にそれが農家さんに還っていくような活動がしたい。

 

焦らず、毎日一歩いっぽ。

 

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農家さんの家で見かけた謎の鳥