ザンビアについて①
ザンビアに来て早くも1か月ちょっと経ちます。
自分で希望したけれど、来る前までほとんど知らなかった国。
協力隊は応募の段階で第3希望まで国を選ぶことができます。
(希望とは全く違う国へ派遣されることも多いですが)
わたしの場合、第1希望は西アフリカのセネガル、第2、第3希望がザンビアでした。
セネガルとザンビアを希望した理由は、応募条件を満たしていたのがこの2か国だったから。
野菜栽培は、「農大卒」「実務経験3年以上」「有機農業の経験あり」など、国によって条件があります。
農大卒でもなく、実務経験もないわたしが選べる国はごく限られましたが、幸いにもこの2か国はそこまで条件が厳しくなく、しかもアフリカ!
そして、希望通りザンビアに派遣が決まりました。
が、自分で書いておきながらザンビアについては全く知らず。
両親や周りも「ザンビア?どこそれ?」という反応。
わたし自身もまだまだ知らないことだらけですが、今日はザンビアがどんな国なのか少しだけ紹介したいと思います。
基本情報
●国名:ザンビア共和国(Republic of zambia)
●面積:752.61千平方キロメートル(日本の約2倍)
●人口:1,659万人(東京都よりやや多いくらい) 人口密度低い!
●首都:ルサカ
●言語:英語(公用語)、民族言語
●宗教:キリスト教(8割)、イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教
→ 首都ではイスラムやヒンドゥーの人も多く、自分のビジネスを持っているようで、富裕層の人が多い印象。
●産業:鉱業(銅,コバルト等),農業(トウモロコシ,砂糖,タバコ,綿花,オリーブ油),観光
→ かつては10円玉にザンビアの銅が使われていたそう(最近は他国からの輸入増加)。
ザンビアってどこにあるの?
ザンビアは南アフリカに位置し、日本からは約20時間で着きます。
8か国(タンザニア、マラウイ、ナミビアなど)に囲まれた内陸国。
そのため、スーパーで売られている魚は高く、また冷凍の場合が多いです。
路上ではおばちゃんたちが、干し魚を売っています。
暑いの寒いの?
アフリカというと暑い!というイメージがありますよね。
実際わたしがザンビアに来た当初はとにかく暑くて。
ウルトラライトダウン絶対いらないじゃんと思っていました。
ザンビアの気候は大きく3つに分けられます。
涼しい乾季(5~8月)
暑い乾季(9~11月)
雨季(12~4月)
もっとも暑い10月には、最高気温33℃前後。
もっとも寒い6月には、最低気温5℃前後になるそう。
やっぱりウルトラライトダウン必要そうです。
11月になり、雨季に入ろうしているところで、夜になるとかなり激しい雨が降ったりします。
昼間も日差しがないと、肌寒く長袖が必要で、最近はコートやダウンを着込んでいるザンビア人も多いです。
標高が高く(700~2000m)、湿度が低いため、どんなに暑くてもからっとしていて、べたつきません。
日本の夏より過ごしやすい気がしますが、太陽は日本より強い。
標高の高さと、高い建物がないこともあって、常にそこにいる感じ。
どんどん黒くなっていきそうです。
何食べてるの?
ザンビアの主食「シマ」(Nshima)!
ザンビア人は毎日食べているそうです(日本人にとってのお米と一緒)。
シマはメイズ(とうもろこし)の粉を煮て丸めたもので、なんとなくお餅っぽい。
シマ自体に味はないので、お肉や魚、野菜と一緒に手で食べます。
最初は熱いし手につくし食べにくく感じていたのですが、だんだん手で食べたほうがおいしく感じられるようになってきました。
なにより手でむしって食べたほうが楽!
シマにも種類があり、製粉の仕方によって風味に違いがでるそうです。
任地で農家さんたちのお昼に混ぜてもらってシマを食べると、黄色っぽく少し硬めのものが多いです。
どこのお店でも大抵シマは食べることができます(KFCでも食べられるらしい)。
任地にきてから、昼にパンを食べるというと「パンじゃ足りないよ、シマ食べなきゃ!」とよく言われます。
ザンビア人にとってシマは欠かせないものらしい。
地方に行くほどシマ率は高くなるらしく、任地にはシマ屋さん以外ありません。
ごはん時になると、みんな木の下でシマを食べています。
わたしもシマ作れるようになろう。
お米も、日本のとはタイプが違いますがスーパーで買うことができます。
スーパーには輸入品が多く、特に南アフリカ産が多いです。
野菜や果物はスーパーで買うとしなしなの物が多く、路上で売っているものの方が新鮮そう。
観光するなら?
1.ヴィクトリアの滝(Victoria Falls)
ザンビアで最も有名な観光名所で、世界三大瀑布のひとつ(北米のナイアガラの滝、南米のイグアスの滝)。
水量が多いシーズン(2月~8月)の満月の夜には、「ルナ・レインボー」と呼ばれる月の光による虹が見られるそう。
2.国立公園
国内には17の国立公園があり、様々な野生動物が生息しているそうです。
まさにアフリカのイメージ。
3.クオンボカ祭り(Kuomboka celemony)
西部州の州都モング(Mongu)にて、3月下旬か4月上旬に行われるロジ族のお祭り。
ロジ族の王様が乾季用の宮殿から雨季用の宮殿へと引っ越しをするお祭りだそうです。
これ以外にも意外と観光地があって、北部州にも湖が多いそうなので行ってみたい。