poco a poco

2017.9.26~青年海外協力隊としてザンビアで過ごす2年間の記録。

4週目の活動

こんばんは。

 

 

北部州も本格的に雨季に入ったようで、毎日(特に夜)すさまじい雨が降っています。

そして毎日雷が落ちてる音がする。

雨のおかげで、先週事務所裏に蒔いた野菜の種が発芽しました。

 

 

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今週の主な活動は、

 

●稲作専門家さんとインターン生、農業省の方がルウィングへ

 6つほど稲作農家さんを周ってアドバイスしてくださいました。

 

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●田んぼ準備

 数年前から稲作に取り組んでいる農家さん。

 そろそろ田植えしないと苗が大きくなりすぎてるということで、急いで準備。

 焦る様子もないし、土はコンクリートみたいだし、なかなか進まない。

 

 「これは女の仕事じゃない、男の仕事だから、座って休んでていいよ」

 行く度に言われて、それでも少しやらせてもらって、でも最終的にもう休んでていいよと言われ、結局ほとんど手伝えずに傍観。

 

 

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遊びながらも手伝ってくれた子どもたち

 

 無力感にかられながら家のほうを見ると、メイズを製粉している女性たち。

 

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畑仕事も大変だけど、これもかなりの重労働。

 

 女性も畑仕事はするけれど、炊事や洗濯など家の仕事がメインで、女性と男性で仕事がはっきり分かれている印象。

 

 

 田んぼができたので、来週はいよいよ田植え。

 準備はほとんど任せっきりだったので、田植えはちゃんと参加しよう。

 

 

 

●今年から稲作に挑戦する農家さんのプロット準備

 

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初年度は4m×4mのプロット4つでやってみようと話したら、早速その日の午後に2つ準備してくれました。

そしてまた別の日に行くと、「やっぱり10カ所プロット作ろうと思う」って。

ルウィング一の稲作農家になるんだって意気込んでいました。

それに日本人が自分の家を訪ねてきてこうやって一緒に活動するのもおもしろいって。

 

 

この農家さんと出会って思ったこと。

この人のために頑張りたい、成功させたい、一緒に活動させてほしい。

みんなじゃなくていいから、顔が見える範囲でいいから、この人のためにって思える活動がしたいなあと。

 

いい農家さんに出会えたなあ。

 

 

 

専門家の方がお話してくださったこと。

 

「専門家にはできないこと(農家さんとじっくり関わって一緒に耕していくこと)を協力隊はやっているんだよ。」

 

そういえば協力隊に参加しようと思った一番の理由はこれだったんだと、ふと思い出しました。

そこに暮らしている人たちと深く関わりたくて、その人たちのことを知りたくて。

村に入って、同じような生活をして、一緒に汗水流して畑を耕して。

それができるのが協力隊だと思ったから選んだんだった。

そして今その機会を与えられてる。

苦しくなることもきっとあるけど、それは忘れないようにしよう。

 

 

 

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ある稲作農家さんの畑。岩に見える白いもの、すべてアリ塚です。

 

 

最近村に行くことが多くなって、「ムズング(ベンバ語で肌が白い人を指す言葉)!」「チャイナ!」と言われることが増えました。

特に子どもたち、わざわざ家から走ってきて伝えてくれる。

面と向かって「外国人!」って言うかな~と思ったけど、

小学生のころ、地元で外国人珍しいから見かける度にこそっと言ってたこと思い出した。

さすがに大声では言わなかったけど。

 

 

時間はたくさんあるから、村に遊びに行こう。

日本のこと知ってもらおう、伝えよう。