poco a poco

2017.9.26~青年海外協力隊としてザンビアで過ごす2年間の記録。

ムズングになって気づいたこと。

こんにちは。

 

 

最近は気温上昇により、部屋の裏で栽培しているバジルがぐんぐんのびています。

 

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乾燥バシルより香りが断然良い。

 

パクチーやトウガラシ、セロリや長ネギも播いてみた。

残念ながらロッジ住まいなので畑は作れないけれど、サックを使って小さくやってます。

 

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土はいつもお世話になってる事務所のおじさんの自家製コンポストを分けてもらいました。

家の外に掘った穴に生ゴミ(といつつ色々混ざってる)を溜めておき、使い時になったら米ぬか入り鶏糞、土と混ぜて完成!

おじさんはこれをそのままサックに入れ、色んな野菜を育てています。

土が良いからか、肥料なしでも元気に育つそう。

芽が出てくるのがたのしみです。

 

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土と生ごみ、鶏糞を混ぜ合わせる。

 

 

 

お昼時、パン屋さんにいくとサラリーマン風の人が数人。

お店に入ろうすると、お会計中のお父さんの後ろから男の子がひょこっと顔を出し、私を見るなりわんわん泣き始めた、近づかないでと言わんばかりに。

周りにいた大人が大丈夫大丈夫と子どもを慰める。

 

 

任地にいると子どもに泣かれることがよくあります。

特に小さい子たち(多分小学生以下くらいかな)は、私を見ると泣く・逃げる・隠れる。

今日は2人の子どもを泣かせてしまった。

 

 

でもこれにはちゃんと理由があったみたい。

今日は肌の色に関わる出来事について記録しておこうと思います。

 

 

 

ムズング=肌の白い人(複数形はアバズング)

 

アメリカ人も、イタリア人も、中国人も、日本人も、彼らから見て白い人はみんなまとめてムズング。

中国人(彼らにとっては日本人もよく含まれる)に対しては、チャイニーズやチョンチョリなど特定して呼ぶこともあります。

 

だけど基本的には白ければみんなムズングです。

差別用語とし使っている感覚はなくて、日本人が白い人をまとめて”欧米人”という感覚と似ている気がします。

ムズングにしてもチャイナにしても、悪気はなく、むしろ親しみを込めて呼びかけてくれてるんじゃないかと最近気づいた。

 

 

 

「肌の色は違えど、同じ地球に住む仲間、同じ人間なんだ」

 

 

バスやタクシーで乗り合わせた人が、よくそんな風に言ってくれることがあります。

ある時、バスで乗り合わせた恰幅のいいおじさん(大手バス会社のお偉いさんらしい)がこんな話をしてくれました。

 

 

 

昔ヨーロッパの国からプロジェクトが持ち込まれた時、白人と一緒に地方の村(その時は全く開拓もされていない場所だった)へ行ったことがある。

最初我々がその村に着いたとき、村人は怖がって近づかなかったんだ。

彼らは”白い人”を見たのが初めてだったから、てっきり幽霊かと思ったんだよ。

恐る恐る近づいて、そっと肌に触れて、ちゃんと触れるか確認する人もいた。

その後、一緒にシマを食べ、お酒を飲んだら分かったんだ。

この白い人たちは自分たちと同じ人間なんだって。

 

 

 

私を見つけた小さい子が、泣きながらお母さんの後ろに隠れる姿を思い出した。

恐る恐るお母さんの後ろから出てくると、そーっと私の腕に触ってはまた隠れる。

肌の色が気になるからだけじゃなかったのか。

ちゃんと触れるか、透き通らないか、生きてるのか、確認したかったのかもしれない。

 

 

毎回お世話になってる事務所のおじさんが、タイに行ったときのことを話してくれた。

 

「道端でもバスでもどこにいても見られたよ。

黒い肌の人は珍しかったんだろうね。

そして子どもたちは特に、肌や髪の毛に触りたがった。

そういう時は、気が済むまで触らせてあげたんだ。

そうしたら、同じ人間だってわかるでしょ?」

 

 

おじさんたちの考え方が好きだなあと思った。

見た目も、文化も、育ってきた環境も、その他諸々違うことはたくさんあるけど、「とりあえず同じ人間らしい」って、そう思えたほうが楽な気がする。

自分と違うものに出会ったとき、怖い、不安、否定…そんな気持ちが出てくるのも事実だけど。

 

理解できないこともあるし、できることもある。

それは家族でも友だちでも同じことだよねって思ったら、上手く伝わらなかったとき、理解できなかったとき、国や民族、見た目の違いを理由にしたくはないなあと思う。

自分がムズングになるまで、あまり考えてなかったかもなあ。 

 

目の前の人を、その人自身として見られるように、生まれた場所や持ってるものに縛られず。

それは常々意識していたい、としみじみ思った10月始め。

 

 

読んでくださりありがとうございました。

ではでは、

 

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最初は泣いてたけれど、最近は名前を呼んでくれる。嬉しい。



 

ザンビアで学んだお米の話

 

 

こんにちは。

 

今日は真面目に稲のお話。

といっても、稲に関しても素人なので、今の活動の備忘録として。

 

 

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ザンビアに来る前は、こんなに稲に関わるなんて思ってもなかった。

技術補完研修でも二本松でも稲についてはちらっとやったけれど、、、。

Nericaか~そういうものもあるんだなあ。

くらいにしか考えてなかった。

完璧他人事!

 

それが今は活動のほとんどが稲になっています。

 

ザンビアの主食はメイズなのに?

「例え米があっても、米をおかずにシマを食べるぜ!」

って言うくらい、ザンビア人シマ大好きなのに?

他の作物だってできるかもしれないのに?

 

なんで稲なんだろう、、、。

 

・メイズや他の作物が育ちにくいダンボ(湿地)を有効活用できる(今のところ失敗)

・メイズよりも高く売れる(実際に調べて数字で示したい)

・種は毎年自分たちで生産できるので買わなくていい(種子が混ざって使えなくなっているところも多い)

...

 

稲にこだわらなくても良いのだろうけど、

一度始めた農家はずっと続けて自分で種子生産できるようになって、今後も続けていきたいと言っているし。

一度やってみたけどあきらめちゃって、でもまた挑戦したいっていう人もいる。

私自身、収穫して販売まで行き着いていないから、米がどれだけお金になるのか、どれだけ農家にプラスになるか何とも言えないけれど。

農家と栽培するのが楽しいので続けています。

 

 

日本では毎日ではないけど、少なくとも週に3回くらいはお米を食べていました。

米の消費量が減っているとはいえ、日本の主食はなんだと言われたら「米をよく食べる」と答えるし、体調崩した時に食べたくなるのはお粥なわけで。

なんだかんだお米は身近にある気がする。

それにもかかわらず、米がどんな風に栽培されていて、口に入るまでにどんな過程があるのかはザンビア来るまで知らなかった。

 

 

なので稲の栽培方法をまとめおきたい(日本とはまた違うけど)。

 

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ザンビアで栽培されている稲は、水稲品種と陸稲品種の2種類。

日本で栽培されているものはほとんどが水稲品種。

意外でしたがザンビアでも水稲品種はよく栽培されています。

 

日本人が米に求めるものって、つや、もちもち感、ねばり、甘味などなど色々あると思います。

こちらの人はいわゆる「香り米」を好みます(タイのジャスミンライスみたいな米)。

炊くときにふわっと香るあれが好きらしい。

そして炊き方も、砂糖を入れてみたり、油を入れたり、日本とは違うようです(油入りが意外とおいしい!)。

普段はシマ(メイズの粉をお湯で練ったもの)を食べているので、米を食べることは少ないです。

任地のレストランではシマのみで、米はありませんが、小さい商店などではタンザニア産などの米が売っています。

都市の大きなスーパーでは、ザンビア産のものもあれば、隣国からの輸入米の他、インド産やタイ産のものもあり、種類も様々です。

 

 

今私たちが栽培しているのは、陸稲品種。

 

Nerica(New rice for Africa ネリカやるまで意味知らなかった!)というアジア稲とアフリカ稲をかけ合せたもので

・乾燥に強い(水が少ないところでも栽培しやすい)

・高収量

・栽培日数が短い(ローカル品種と比較して)

などの特徴があります。

 

このNericaを稲作未経験の数件の農家と女性グループと栽培しています。

 

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写真撮るよ~というとやってる風にポーズを決めてくれる。(実際とても仕事熱心です)

 

栽培方法 圃場準備~種まき

 

 

1.圃場選定と圃場準備

 

陸稲とはいえやはり他の作物よりも水は必要らしく、ダンボと呼ばれる低湿地や水源が近くにある場所が推奨されています。

雨期に一度、ダンボを利用した栽培に取り組んだところ失敗。

古い苗を使ってしまったのと、有機物過剰が原因だったよう。

ダンボでやる場合は一度乾かす必要がありそうです。

 

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ダンボと呼ばれる低湿地。一年中水があるそう。他の作物栽培には使われにくい。

 

雨期は雨水にお任せですが、乾期は全く雨がないので水源が近くにある場所でないと栽培が厳しくなります。

今栽培している農家は、水源が近くにあり水をひけたり、養殖池を持っている人たちです。

 

最初にサイズをはかり、後は鍬一本でひたすら耕します。

ぼうぼうに生えている草を刈り、根っこを掘り返し、土を小さく砕いて、、、。

見るからに大変そうだけど、やってみると数分で息切れします。

 

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養殖池を測る時のやり方を教えてもらった。

 

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曲がらないよう、きっちり90度も確認。



2.種まき

 

圃場の準備が整えば、いよいよ種まきです。

 

種を播く前に、空籾を取り除く作業をします。

水に籾を全部入れてかき混ぜ、少し待つ。

そうすると空籾が上に浮いてくるのでそれは除け、下に沈んでいるものだけを使います。

 

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浮いているのは空籾。

 

ある農家さんでこの作業をやった時、

「前に一度稲をやった時は、これを知らずに全ての籾を使ったんだ。そうしたら発芽が全然よくなくて、収量も思ったほどではなかったから、結局やめちゃったんだよね」

小さいことでも一緒に一個一個やることの大切さを教えてくれた。

 

この作業をしてから種まきにはいります。

推奨されている播き方は、筋播き。

30cm間隔で線を引き、その線に沿って種を播いていきます。

 

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ラインマーカーという名前の通り、線を引くためのツールを使えばまだ楽にできますが、これがないとなるとロープとメジャーを使ってやることになり、大変時間がかかります。

まだ小さい面積だからなんとかなるけど、大きくやろうと思うとこれでは厳しい。

 

種を播いたら軽く土をかぶせ、後は水やりをしながら、芽が出るのを待ちます。

 

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種を播く女性たち。チテンゲがカラフル。

  

3.管理

 

土からちゃんと出てくるまでは本当に不安。

深く播きすぎたかな。

土かぶせすぎたかな。

水多すぎる?少なすぎる?

種流されてないよね?

ちゃんと稲をやってきた人ならすぐ分かることでも、素人には分からないから不安。

 

といいながら、種まき後ボツワナに行ってしまったので2週間任地を空けることに(ごめんなさい、ここは譲れなかった)、、、。

帰国後様子を見に行くと、どこも無事に生育出していて一安心。

 

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草がぼうぼうに生い茂り、稲と雑草の見分けがつかないところもあれば、そうじゃないところもあって。

今は、除草したり、肥料まいたり、様子見です。

 

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除草済とそうでないところ。

 

未経験の農家さんと取り組んでいて感じるのは、私以上に稲へのイメージがない。

もちろん稲を育てた経験もなければ、育ってるところを見たこともないので当たり前と言えば当たり前だけど。

これくらいで伝わるかなだと全く伝わっていなくて、逆に混乱させてしまったり。

だから一つひとつ細かく話す必要がある。

 

なんで棚田を作るの?

なんで1m間隔なの?

なんでばらまきじゃだめなの?

 

それから言葉だけに頼りすぎないこと。

絵に描いてみる、写真を見せる、実際にやってみせる、、、伝え方はいろいろある。

細かく話しすぎてもしょうがないけど、自分たちがやってることの先にビジョンが見えない時ほど不安になるしやる気もなくなる。

 

ただ、私が持っているのは教えてもらった知識で、経験ではないから。

後は農家さんの知識と経験に頼って、こうやったらもっと簡単にできそう、こっちの方が早いかもとか、相談しながらやっていけたらいい。

 

 

収穫まで無事にたどり着けるといいな。

 

 

 

 

読んでくださりありがとうございました。

ではでは。

 

 

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畑だけじゃない、池もマンパワー

 

DIY生活inルウィング

こんにちは。

 

バイクで走っていると風がもわっと暑い。

湿気がない分肌にまとわりつかないのがありがたいけれど、確実に雨期が近づいてるなあ。

 

 

 

 

任地にいると結構時間があります。

配属先の就業時間は8~17時。

定時でオフィサーは帰宅するし、私は大体農家さんのところを周っているのでその日やることが終われば17時前に帰ることも少なくありません。

土曜日は畑の様子を見に行きますが、それ以外土日は基本的にお休みしています。

そんなんでいいのか!と叱られそうですが、、農家さんと決めたその日の作業が達成できれば良いのではないかと。

そんなわけでこちらでは時間がたっぷりあるので、その時間は自分のために最大限使おうと思い、以前ザンビアやりたいことリストを作りました。

その都度付け足しながらたまに振り返って見ると、達成できたものが少しずつ増えていて嬉しい!

 

 

なので、今日は達成したものの中から二つ記録に残しておこうと思います。

 

 

 

やりたいことリスト37.燻製

 

日本で一度食べさせてもらった、あの味が忘れられず自分でもやってみたかった。

配属先で一番お世話になっているオフィサーにぽろっとその話をしたところ、

「うちにあるものでできそうだよ!」とのこと。

ほんとに燻製器できるんだろうかと半信半疑のままお家におじゃました。

準備してくれたのは、大き目のインバブラ(炭を使った料理用ストーブ)と金網、炭。

うまく燻製を伝えられなかった。

残念ながら燻製はできないけれど、、おいしくバーベーキューはできそう。

 

 

ニワトリ1羽購入し

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チキンにはスパイスをまぶして、醤油に浸けておいたたまごも一緒に焼いた

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のんびりしてる間にすっかり焦げてしまったけど、香りのいいローストチキンができました!

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燻製ではないけれど、これはこれでいい思い出。

 

 

 

続いて、やりたいことリスト106.お菓子つくり

 

日本にいたらいつでもどこでも食べれたものが、ここでは買えません。

自分で作るしかない。

 

特にやりたかったのは、スコーンを焼くこと。

パン屋さんに行くと必ず買ってしまうスコーン。

ここでも個人経営の小さなパン屋さんが数軒あって、食パンの他、菓子パンやミートパイなども買うことができます。

食パン一斤4~7クワチャ(100円しないくらい)、ミートパイ10クワチャ(150円)。

その他、マダムや子どもたちが道端で、"フリッター"と呼ばれている小さめのドーナツやスコーンぽいものを売っています。

一個大体1クワチャ(15円くらい)。

それもおいしいけれど、やっぱりあのザクザクしたのが食べたい!

と思い、先輩に教えていただいたレシピでスコーン作りを開始しました。

 

首都で買ったトースターで何度か挑戦するも、焼くのに時間がかかる&一度に焼ける量が少ない。

またまたさっきのオフィサーに相談したところ、「よし、ベイキングストーブを作ろう!」

 

 

さっそく材料を集めて、溶接工に持っていき、できたのがこちら。

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背面には火力調整用に穴もある。

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手作り感満載!!

下に炭火ストーブを入れ、その数十センチ上に鉄板を置いて焼きます。

ストーブの上にも炭を乗せれば、両面焼きも可能。

 

 

さっそく何か焼いてみようと、2種類のスコーンを焼いてみることに。

ひとつは私のレシピ、もう一つはオフィサーの奥さんのレシピで。

 

奥さんはお菓子作りも料理も本当に上手な方。

離れて暮らす彼らの息子さんに会いに行った時、彼もまたお菓子作りが好きだと話してくれた。

そのレシピはお母さんから教えてもらったものだとか。

奥さん曰く、

「小さいころに母から料理を教えてもらったの。レシピはずっと引き継がれてるんだよ。」

 

 

そのレシピを私にも教えてくれた。

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材料も作り方もとてもシンプル。

 

そして焼きあがったものがこちら。

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スコーンというよりもマフィンに近く、ふわふわでとてもおいしい。

 

そして、私が作ったスコーン。

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うーん、、これもまた手作り感満載。

トースターより火力が断然強いからか、ザクザク感はこれまでで一番よかったけれど、まだまだ改善できる。

ちなみに、ザンビア人はふわふわの柔らかいスコーンの方が好きらしい。

砂糖もたっぷり入れる。

 

 

奥さんはスコーンの他、ミートパイやクッキー、ビスケット、パンなどなど、なんでも焼けるそう。

また教えてもらおう。

 

 

年に一度行われる農業の祭典では、たくさん焼き菓子が紹介されていました(普段任地で見ることはないけれど)。

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キャッサバ(こちらでよく食べられている芋の一種)やダイズを使ったもの、バナナやカボチャを練りこんだものなど、色々。

 

米粉を使ったケーキも発見。

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定番のハート型


米粉の方が白米よりも使い道多そうだけど、米粉で売ったら売れるんだろうか。

個人的には欲しいけど。

 

 

燻製はもう一度チャレンジしたいし、天然酵母パンも作りたい。

バナナとかで酵母できそうな気もする、、。

 

 

ないものを買えるお金があるのは豊か。

だけどお金がなくても、必要なものを身の回りにあるもので工夫しながら、楽しみながら創り出せるのも豊かだなあと思う。

その術を少しずづ身につけたい。

 

 

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ザンビアの豆は色とりどりで種類が多い。緑に赤に、青や黄色、黒、マーブル。調理方法は大体同じ、味付けは塩。

 

 

 

トラクターおじさんの話

 

半年ぶりです。

薄々こうなりそうだな~と思いながらも、なかなか書けずに放置してしまった。

 

 

「気持ちにも賞味期限があるんだよ」って誰かが言ってた。

本当にそうで、後で書こうと思っていると次から次へと出てくるものに流されて、いつの間にか忘れてしまう。

後で話そう、後でやろう、後で書こう、後で行こう、後で後で…

そうやって忘れ去られた気持ちがどれだけあるか、、と思うとちょっとかわいそう。

 

 

ザンビアに来てちょうど1年。

ここまで大きな病気も怪我もなく(お腹は相変わらず弱い)、無事に過ごすことができています。

 

これを機にまた再開してみようかなと少しずつ、、。

せっかく貴重な機会をいただいているのに、帰国したらあっという間に忘れてしまいそうで、それはもったいないなと思いました。

自分のために続けたい。

 

 

書きたいこと、まとめておきたいことは色々あるのですが、今日は最近一番心に残った出来事を記録に残しておこうと思います。

 

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村での食事風景。足を延ばして食事を囲うようにして座る。

 

 

 

最近数軒の農家さんと稲の乾期栽培に取り組んでいます。

そのうちの一人、Mr.K、またの名をトラクターおじさん(勝手にそう呼んでる)。

この辺りで唯一トラクターを持っている方で、事務所でちらっと稲の話をしたことから一緒に活動させてもらうことになりました。

 

 

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種まき中。ロープを張って、線引いて、種播いて...。

 

Kさんが住んでいるのはファームブロックという、政府指定の農業開発地区。

ですが、実際は農地や道路が整備されるわけでもなく、プロジェクトがあるわけでもなく、販売目的に大規模で栽培している農家はごくわずか。多くは個人消費用で栽培しているそう。

 

数年前に政府から何らかの援助があり、Kさんはトラクターを購入しました。

この地域共有だから使用したい人はKさんと話して借りるように、ということだったらしいが、来た人は誰もいない。

そもそもKさん自身は元教員で、退職後に農地を買って農業をスタートした人。

農業に関する知識も経験も多くない。

プロジェクトの一環として買ったトラクターの使い方も、どう活かしていけばいいかも、基本的な栽培方法等も、誰も教えに来てくれなかった。

待っていても仕方ないから、自分で経験しながら学んできたそう。

 

またある時は、モリンガ(栄養豊富なミラクルツリー)栽培プロジェクトが入ってきたのでやってみることにした。

メイズみたいに播けばいいと言われて播いたら全く発芽せず。

深く播きすぎたことが原因だった。

「メイズみたいにって言われたからその通り播いた。深く播きすぎないようにとは教えてくれなかったんだ」

と悲しそうにつぶやくKさん。

 

「セオリーだけじゃ不十分、実践がなければ何にもならない。

だから、今こうやって一緒に耕して、種を播けることが本当に嬉しい。

これをずっと待ってたんだよ。」

 

配属先のオフィサーも彼らの事情(燃料を買うお金がない、他のプロジェクトが入ってる等々)があって巡回できないことがあるし、巡回指導というよりも、本当にやる気のある人は自分で事務所に相談に来るだろうというスタンスなのかもしれないし、一概にオフィサーが悪いわけではないけれど。

kさんの話を聞きながら心の底から嬉しかった。

アフリカの田舎で暮らす人々を深く知りたくて農業を選んだ。

一番農家の暮らしを近くで知れて、一緒に働ける環境が欲しくて協力隊を選んだ。

私がやりたかったことが、Kさんが望んでいたことでもあったのが単純に嬉しかった。

日本に帰ったら、一人ひとりの農家さんの顔を、畑を、経験したことを、話したことを、その時のままの映像で思い出すと思う。

そう伝えると、

「それこそが経験だよ。農家と働かずして、ルウィングにいたなんて言えない。それはルサカにいたのと同じこと。ザンビアの、ルウィングの、この場所の、この農家と、これとこれをやったんだってそれこそが経験だよ。いつか、ここでこの土地全部が稲になってるかもしれない。その時に、その喜びを一緒に分かち合う仲間の1人はあなただよ。」

 

最終的にやるかやらないかは農家さんが決めること。

だけど、一緒に鍬持って、種播いて、しつこいくらいに通って、やれるだけのことはやる。

 

その日の帰り道。

通り道の家の子どもたちが、必死に走ってきて呼び止める。

なんだろうと止まってみると、女の子がニコニコしながら「I love you」。

ニコニコ挨拶してくるなあと思えばコイン頂戴って言ってくる人もいる。

だけど本当に純粋な興味だけで声かけてくれる人もたくさんいる、大人子供に関わらず。

 

 

1年間いろんなことがあったし、残りの1年はもっといろんなことがあるかもしれない。

でも、急に村に入ってきたムズング(白人)を、あたたかく迎えてくれて一緒に頑張ってくれる人たちがいるから、小さくてもまだまだここからやれることはあると思う。

 

 

 

読んでくださりありがとうございました。

ではでは。

 

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ボツワナで出会ったミーアキャット。ボツワナ旅行は後々まとめたい。とても良いところです。



 

 

 

ザンビア生活半年経過、異文化適応について真面目に振り返ってみる

こんにちは。

 

 

ザンビアに来て早くも6か月目に入りました。

稲も順調に育っていて、来週には収穫できるとこもありそう。

 

 

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この半年は自分でもびっくりするくらい落ちたり上がったりしていました。

これまで海外に滞在したのは長くても1か月だったので特にストレスも感じなかったけど、、これがカルチャーショックというらしい。

 

 

ザンビアまで来たのに殻に閉じこもったまま何もできない自分に情けなくなって向き合うのも嫌だったけど、せかっかくなので記録に残しておこう。

 

 

 

異文化適応プロセス

 

 

この半年を振り返ると、上の3つはよくあてはまる。

 

第1段階:異文化との接触の段階

この段階は、異文化に接触したばかりの状態です。別の文化を自分の視点からみていて、文化的な違いに新しいものを発見した喜びを感じ、わくわくしている段階です。今までの行動パターンを崩すことはなく、自信をもって行動もできます。

第2段階:自己破壊の段階

自文化と、異文化の違いが気になり始め、混乱する段階です。自分とは違うという意識が増して、自尊心を失っなたり、どの様に行動していいかわからなくなって、引きこもりがちになります。

第3段階:自己再統合の段階

さらに混乱が酷くなり、異文化に拒絶を感じる段階です。相手の文化の人たちをステレオタイプ化したり、悪口をいったりします。神経過敏になって、怒り、激怒、不安、フラストレーションを感じます。

しかし、否定的な行動は、自己肯定と自尊心の成長の表れでもあります。文化の差異に気づき、自分の直感に基づいて行動できるようになるという点では前進です。

ショックのただ中にある人は、この段階で、自分の文化へ戻るか、以前の表面的な付き合いに戻るか… あるいは、文化の差をうけとめて、新しい現実に対処していこうとするかを選択することとなります

第4段階:自律の段階

第3段階を乗り越えられると、文化の違いや共通点をありのままに認めることができるようになり、ふたたびリラックスや共感を取り戻し、新しい状況や考え方に対して、柔軟に対応できるようになります。

第5段階:独立の段階

自分がどの様な文化に影響されているかを把握できるようになったため、状況に応じて、どちらの文化の行動パターンをとるかを選択したり、または、全く新たな行動もとることができるようになります。

 


 

 

1. 接触期:ザンビア到着後3か月くらい(現地訓練~赴任後2か月)

 

買い物するのも、容赦なく車が行き来する道路を渡るのも、一人で外出するのも、新しい食べ物も、全てが新鮮、感動。

「やっとザンビア来れたなあ」と毎日実感する。

異なることばかりなので慣れるのは大変だけど、楽しさの方が勝る。

 

 

2. 自己崩壊期 3.自己統合期 : 4か月目~今

 

ほんとに些細なこと、

 

・外に出ればとにかく見られる

・チャイナとか中国語のまねして話しかけてくる人たち

・料理中に停電する

・人の部屋の前で電話し始める

・話してる途中で電話にでる

・「フィールド行くよ」と言いながら2時間経過

・間違えて部屋をノックしてくる

・バスで隣になった女の子が寄りかかって寝始めて、かわいいからいいかと思っていたら、口についてたチョコレートで服が汚れた

 

等々にイライラしたり、悲しくなる。

 

 

 

ザンビアに来て4か月経つのに馴染めていない気がして焦ったり。

2年間いても結局ただの外国人で終わっちゃうんじゃないかと落胆したり。

純粋に興味本位で声かけてくれる人もいる一方で、笑顔で挨拶してきたかと思うと「コインある?」って言われることに悲しくなる。

この人にとって自分はお金でしかないんだなあと。

そして、純粋に握手を求めてきた女の子に対してまで、それを返せなかった自分に悲しくなる。

土日はとにかく外に出たくなくて、こもりがち。

世界中にいる同期や先輩たちはこんな状況でも頑張ってるのに、、。

 

 

 

そんな時期でした。

海外行っても知らない道を歩くことに、知らない人に出会うことに、なんの不安も抵抗も恐怖もなかったのに、なんでこんなに踏み出せないんだろうととにかく悶々としていました。

 

 

だけど最近ようやく、ようやく落ち着いてきた気がする。

 

知ってる人が増えてきた。

やりたいことがどんどん出てきた。

外に出る気力も湧いてきた。

知らないことに飛び込む勇気も湧いてきた。

 

 

まだまだこの間を行ったり来たりするのかもしれないけれど、後1年半だからもうとにかくやるしかない。

こうかなと思ったらやってみたらいいし、間違ってたら別の方法探してまたやってみる。

 

 

またしばらくしたら振り返ってみよう。

 

 

おわり

 

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もう2月だけど1月振り返り

 

日曜日から少し体調を崩していましたが、今日から復活!

いただいたお粥と梅干を食べながら、日本人でよかったと心から思った。

ありがたい。

 

 

 

 

 

もう3週間前だけど、事務所裏で育てていたダイコンを収穫してみました。

あれこれやってるうちにすっかり収穫適期を過ぎてしまったダイコン。

深く耕さなかったからなのか、下には伸びず代わりに上に元気に伸びたようです。

 

 

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 今年の雨季は雨が少ないようですが、ありがたいことにルウィングではほぼ毎日降っています。

 

 

おかげで稲もすくすく育ってる。

なので、1月は稲作農家さんを訪問したり除草作業がメインでした。

「今日1日じゃ終わらないよ、残りはまた別に日に、、。」

といいつつ1日で終わらせたときの達成感。

 

収穫が楽しみだなあ。

 

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そして、1月後半はとてもうれしいできことがありました。

 

 

なんとウガンダからはるばる同期が来てくれました、このルウィングに!

首都から14時間のこの場所には、ザンビア隊員でもなかなか来る人はいないらしい。

もしかしたら隊員で来た人は初めてなんじゃないかな。

 

 

 

「和装でギター持ってザンビア遊びに行くわ!」

 

 

訓練終盤にそんな話をしていたけれど、

 

まさかこんなに早く現実になるなんて。

しかもルウィングで。

しかもしかも本当に和装でギター弾いちゃうなんて。

 

 

 

 おかげでルウィングの村人と歌って踊って楽しい時間を過ごすことができました。

 

 

 

 今回の同期来訪で気づいたことがあったので、忘れないうちにメモ。

 

 

 

①「好き」「楽しい」の情熱は人に伝わるし、人を動かす

 

 

音楽にしてもダンスにしても写真にしても、きっと何にしても。

自分の好きなことに全力な人の気持ちって周りに伝播するんだなあと。

二本松で出会った人たちはそんな人が多かった気がする。

そして、気づいたらその気持ちに動かされて自分も一緒にやってみたり応援したりしてる。

 

今回も、見ず知らずの人と音楽を通して同じ時間を共有できたし、言葉も通じたり通じなかったりだけど、その場を楽しんでる気持ちは同じだった(最初は「なんだこの中国人」みたいな目で見られるからひやひやしてた)。

自分の知らないところに飛び込むのってすごく勇気がいることだけど、一歩踏み出して、最終的には周りを巻き込んで自分も楽しむ。

その人の情熱が空気を作って周りを動かしていくんだなあと。

好きなことを好きと、堂々と体全体で表現できるってかっこいいし、そうなろうと思った。

 

 

 ②気づいたらいろんなことが当たり前になっている。

 

町を歩きながら、お互いの任地について、ここが違うとかこの景色がきれいとかいろんな話をしました。

そこでふと思ったこと。

そういえば来た当初はもっといろんな小さいことにわくわくしたり感動したりしてた気がする。

 

果てしなく広がるまっ平らな景色に感動したし(山がない風景は新鮮だった)

無言で後ろからついてくる子供たちにはそわそわした

土壁に藁ぶき屋根の家、赤土の真っ直ぐな道にアフリカだなあと実感して嬉しくなった

......

 

 

 

それが気づいたら日常になっていて、何も感じなくなってる。

慣れるのは大切だけど、そこに安心してるといろんなことが見えなくなりそう。

結局どこにいても何していても誰といても自分自身なんだなあと。

毎日毎日何かしら新しいこと見つけて、わくわくしたり感動したり、疑問に思ったり、そういこと忘れないようにしたい。

 

と、今回の同期来訪が大切なことを思い出させてくれました。

感謝。

 

 

 2月はもう少し足を延ばして、ルウィング散策してみよう。

 

ルウィング遠いけど、いいところです。

ザンビアにお越しの際にはぜひ。

 

 

 

 

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ザンビアのお正月

明けましておめでとうございます!

今年もよろしくおねがいします。

 

 

気づいたら前回の更新から一か月以上経過し、気づいたら年が変わってしまった。

 

 

 

年末年始は首都ルサカに上がって、同期とドミトリーでのんびり過ごしました。

31日の夕方に到着して、ドミに行くと早速いい香り。

先に到着していた同期が、グラタンやカプレーゼ、卵焼きやチキンを作ってくれていました。

ザンビアに来て最初の一か月の現地訓練中、毎日のようにおいしいごはんをいただいていたので、なんだか久しぶりに実家に帰ってきた気分。

任地に来てから独食に慣れていたけど、みんなで食べるごはんってやっぱりいいなあとしみじみ感じた年末。

 

 

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そういえば、小さいころからお正月を海外で過ごすのが夢でした。

0時ちょうどに花火が上がって、初めて会う人たちともハッピーニューイヤーって言いながらお祝いする。

ザンビアはお正月感全くないけれど、日付が変わる数分前からは花火が上がっていました(たぶん個人の庭で)。

同期とおいしいごはんを食べて過ごせたのでいい年越しでした。

 

 

 

1日は大好きなタイ料理を食べに行きました。

年明け早々食べれるなんて幸せだ。

ちょっと高いけど、ルサカ上がるたびに通いそう。

 

 

2日はスーパーと中華食材屋さんで買い込み。

任地では買えないものがいろいろあるので首都に来るたびに買い込んで、帰るころには荷物が倍になります。

中華食材屋は首都に2軒あるらしく、どちらもまわってみました。

キューピーマヨネーズを見つけて感激し、中華のおいしさに無言になり、こちらもまた首都に上がるたびに通いそうです。

 

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しっかりキューピーの味。

 

3日、4日と二日かけてルウィングに帰還しました。

カサマからルウィングまでの移動手段は、バスか乗合タクシーがありますが、今回は乗合タクシーにしました。

8人乗りのミニバンに、当たり前のように10人乗り、大量の荷物と干し魚、ヒヨコが詰め込まれました。

ビックマダム3人に囲まれて2時間半。

魚に集まるハエに、ふわふわ飛んでるヒヨコの毛。

大音量のアフリカンミュージックとヒヨコの鳴き声。

途中道端でマダムが購入した巨大マッシュルームも仲間入り。

「アフリカだなあ」となんだか久しぶりに感じてうれしくなった。

 

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ひとりで抱えるも大変そうなくらい大きい。

 

 

 

去年は本当に濃い年でした。

1年間の中にぎゅっといろんなことが詰まっていて、思い出すとあれもこれもここ数年間の出来事だったんじゃないかと思うくらい。

大学卒業から、野菜の技術補完研修、二本松での語学訓練、そしてザンビア生活スタート。

いろんな出会いがあり、貴重な経験をさせてもらい、学ばせてもらうことがたくさんありました。

こんな生き方かっこいい!と思った人に出会えたことも大きかった。

 

 

今年は丸々一年ザンビアです。

今まで以上にいろんなことがありそうですが、負けずに、でもたまには休憩しながら、一つ一つ大切に見逃さずに過ごしていきたいなあと思います。

気づくといろんなことが当たり前になって忘れてしまっているので。

 

ブログもちょこちょこ更新していこうと思います。

お時間あるときにでも覗いてもらえたらうれしいです!

 

ではでは。

 

 

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