DIY生活inルウィング
こんにちは。
バイクで走っていると風がもわっと暑い。
湿気がない分肌にまとわりつかないのがありがたいけれど、確実に雨期が近づいてるなあ。
任地にいると結構時間があります。
配属先の就業時間は8~17時。
定時でオフィサーは帰宅するし、私は大体農家さんのところを周っているのでその日やることが終われば17時前に帰ることも少なくありません。
土曜日は畑の様子を見に行きますが、それ以外土日は基本的にお休みしています。
そんなんでいいのか!と叱られそうですが、、農家さんと決めたその日の作業が達成できれば良いのではないかと。
そんなわけでこちらでは時間がたっぷりあるので、その時間は自分のために最大限使おうと思い、以前ザンビアやりたいことリストを作りました。
その都度付け足しながらたまに振り返って見ると、達成できたものが少しずつ増えていて嬉しい!
なので、今日は達成したものの中から二つ記録に残しておこうと思います。
やりたいことリスト37.燻製
日本で一度食べさせてもらった、あの味が忘れられず自分でもやってみたかった。
配属先で一番お世話になっているオフィサーにぽろっとその話をしたところ、
「うちにあるものでできそうだよ!」とのこと。
ほんとに燻製器できるんだろうかと半信半疑のままお家におじゃました。
準備してくれたのは、大き目のインバブラ(炭を使った料理用ストーブ)と金網、炭。
…
うまく燻製を伝えられなかった。
残念ながら燻製はできないけれど、、おいしくバーベーキューはできそう。
ニワトリ1羽購入し
チキンにはスパイスをまぶして、醤油に浸けておいたたまごも一緒に焼いた
のんびりしてる間にすっかり焦げてしまったけど、香りのいいローストチキンができました!
燻製ではないけれど、これはこれでいい思い出。
続いて、やりたいことリスト106.お菓子つくり
日本にいたらいつでもどこでも食べれたものが、ここでは買えません。
自分で作るしかない。
特にやりたかったのは、スコーンを焼くこと。
パン屋さんに行くと必ず買ってしまうスコーン。
ここでも個人経営の小さなパン屋さんが数軒あって、食パンの他、菓子パンやミートパイなども買うことができます。
食パン一斤4~7クワチャ(100円しないくらい)、ミートパイ10クワチャ(150円)。
その他、マダムや子どもたちが道端で、"フリッター"と呼ばれている小さめのドーナツやスコーンぽいものを売っています。
一個大体1クワチャ(15円くらい)。
それもおいしいけれど、やっぱりあのザクザクしたのが食べたい!
と思い、先輩に教えていただいたレシピでスコーン作りを開始しました。
首都で買ったトースターで何度か挑戦するも、焼くのに時間がかかる&一度に焼ける量が少ない。
またまたさっきのオフィサーに相談したところ、「よし、ベイキングストーブを作ろう!」
さっそく材料を集めて、溶接工に持っていき、できたのがこちら。
背面には火力調整用に穴もある。
手作り感満載!!
下に炭火ストーブを入れ、その数十センチ上に鉄板を置いて焼きます。
ストーブの上にも炭を乗せれば、両面焼きも可能。
さっそく何か焼いてみようと、2種類のスコーンを焼いてみることに。
ひとつは私のレシピ、もう一つはオフィサーの奥さんのレシピで。
奥さんはお菓子作りも料理も本当に上手な方。
離れて暮らす彼らの息子さんに会いに行った時、彼もまたお菓子作りが好きだと話してくれた。
そのレシピはお母さんから教えてもらったものだとか。
奥さん曰く、
「小さいころに母から料理を教えてもらったの。レシピはずっと引き継がれてるんだよ。」
そのレシピを私にも教えてくれた。
材料も作り方もとてもシンプル。
そして焼きあがったものがこちら。
スコーンというよりもマフィンに近く、ふわふわでとてもおいしい。
そして、私が作ったスコーン。
うーん、、これもまた手作り感満載。
トースターより火力が断然強いからか、ザクザク感はこれまでで一番よかったけれど、まだまだ改善できる。
ちなみに、ザンビア人はふわふわの柔らかいスコーンの方が好きらしい。
砂糖もたっぷり入れる。
奥さんはスコーンの他、ミートパイやクッキー、ビスケット、パンなどなど、なんでも焼けるそう。
また教えてもらおう。
年に一度行われる農業の祭典では、たくさん焼き菓子が紹介されていました(普段任地で見ることはないけれど)。
キャッサバ(こちらでよく食べられている芋の一種)やダイズを使ったもの、バナナやカボチャを練りこんだものなど、色々。
米粉を使ったケーキも発見。
米粉の方が白米よりも使い道多そうだけど、米粉で売ったら売れるんだろうか。
個人的には欲しいけど。
燻製はもう一度チャレンジしたいし、天然酵母パンも作りたい。
バナナとかで酵母できそうな気もする、、。
ないものを買えるお金があるのは豊か。
だけどお金がなくても、必要なものを身の回りにあるもので工夫しながら、楽しみながら創り出せるのも豊かだなあと思う。
その術を少しずづ身につけたい。